将来にわたってゆとりある返済ができるように、住宅ローンの実行の前に必要なことは、ライフイベントごとに発生する費用を見積もっておくことです。
現時点では予想できなかった事態が発生することは決して珍しいことではありません。子供の進学や車の購入など、高額な費用が発生するライフイベントによって、住宅ローンとの兼ね合いで生活が圧迫されることがないように、ある程度の余裕を持った資金計画を考えておくことが良いでしょう。
注文住宅の建設は、人生の中で最も高額な買い物であると言われています。次いで長期にわたる保険加入や自動車の購入が大きな出費となります。資金計画についてはそれらの大きなものについての見直しについて考える人も多いですが、それに加え、日々の小さな出費や毎月の光熱費なども見直すことが良いでしょう。ローンの月返済額を手取り月収の2割以下におさえ、さらに生活費を賢く節約することで、余裕のある返済と生活の充実のバランスが取りやすくなります。