住宅ローンと資金計画

住宅ローンは、新築の注文住宅や分譲住宅を購入される際に多くの方が組まれるローンとなっています。住宅ローンには、タイプがありそれぞれメリットとデメリットがあります。
自分のライフプランに沿った住宅ローン選びがとても重要となるのです。

住宅ローンは、大きく金利のタイプによって分別する事が出来ます。金利の固定タイプと金利が変動するタイプに分かれています。
まずは、変動金利のタイプの住宅ローンですが、メリットとしては固定タイプと比較して圧倒的に金利が低い点です。メガバンクや地方銀行どちらで借り入れる場合でも変動金利タイプは、金利が低い優位性を持っています。金利が低い為、月々の返済金額の負担が少なくなるメリットもあります。
一方デメリットとしては、名前の通り金利が変動するリスクを抱えています。景気や世界経済の動向によって金利が上昇する可能性があります。金利が急激に上昇した場合には、毎月の返済額も負担が増えてしまうリスクがあります。
また、将来的な金利が不透明な為、資金計画や返済の計画がしにくい点もあります。金融市場の動向を気に掛けながら返済していく必要があります。

次に固定金利タイプの住宅ローンですが、こちらは2種類に分けられます。借り入れから完了するまでの間、金利を固定出来る全期間固定タイプと当初の数年間を選択して固定出来るタイプに分かれています。
全期間固定タイプのメリットとしては、完済までの返済金額が一定になる為、将来の資金計画、返済計画を立てる事が出来ます。デメリットとしては、変動タイプと比べると金利が高い設定となっている点です。総返済金額が増える為、利息で支払う金額も多くなります。
次に固定期間選択タイプですが、借り入れから5年、10年といった単位で金利を固定出来、固定期間が終わると変動と固定を再び選べる特徴があります。メリットとしては、借り入れ後の一定期間を低い金利で返済出来る為、経済的負担が少なくなります。2016年現在では、大手銀行、地方銀行ともに固定期間選択タイプで優遇金利が増えており、さらに低い金利で借り入れが出来ます。固定期間が終わった時には、再度金利タイプを選択出来るメリットがあります。

以上、住宅ローンには、メリットとデメリットが存在しています。人生設計に合わせた住宅ローンの選び方がとても重要となります。住宅ローンを決める際には、入念な資金計画や返済計画を立案する必要があります。