三重県の土地探しと分譲地

注文住宅を建てる場合は、敷地としての土地をまず探すところからはじまります。この土地に関してですが、三重県内であれば比較的整備された分譲地なども活発に取り引きされていますので、新築にあたってそれほど困ることはないでしょう。注文住宅の新築の場合、土地の面積や形状にその構造が大きく制約されてしまいこともありますので、希望するエリアを絞り込むことができたら、将来的に新築する注文住宅の間取りなども考えあわせて、慎重に土地そのものの良し悪しを判断するとよいといえます。
分譲地が多く集まっているエリアとしては、三重県内でも木曽三川方面の北部にあたる桑名市、四日市市といったあたりや、あるいはそこから海岸沿いを南に進んで津市、松阪市のあたりまでが挙げられます。このあたりは気候としても温暖であって、夏場の台風などには多少注意しなければならないものの、総じて暮らしやすい地域ということができるでしょう。国道23号や伊勢自動車道、東名阪自動車道、伊勢湾岸自動車道といった、マイカーでの移動に適した高規格な道路も走っており、大型のショッピングセンター、総合病院、学校、鉄道駅などといった施設も数多くみられるところです。
また、三重県内では、上野盆地の上にある名張市あたりにも、かなり大型の分譲地がいくつかみられますので、こうしたところで土地探しをしてみてもよいといえます。地理的には三重県内でもかなり西側にあたりますので、どちらかといえば、県内への進学、通勤などよりも、むしろ隣接する奈良県への通勤などのほうが便利かもしれません。このあたりのエリアは鉄道や名阪国道のおかげで交通面ではそれほど心配をする必要はないのですが、やはり内陸であることから都心部に出るまでにそれなりの時間がかかることだけは承知しておいたほうがよいといえます。そのかわりとして、地価は海沿いよりもかなり安価となっており、手が届きやすいとえます。
そのほか、三重県内にはリゾート目的で開発されている分譲地もみられ、たとえば志摩市の海岸線沿いや鈴鹿市や津市の西側の丘陵地帯などが典型的といえます。こうしたところは別荘などの利用のほか、単身あるいは夫婦だけといった身軽な世帯であれば、注文住宅を新築してそのまま定住することも可能となっています。ただし、場所的にはかなり交通が不便であることが多く、年間の管理費なども高額に設定されていますので、そうしたことを考えつつ選ぶのがよいといえます。