新築の土地探しについて3

注文住宅を新築しようとする場合、敷地として購入する土地の地盤については注意しておいたほうがよいでしょう。土地探しにあたっては、その面積や用途地域、駅からの距離、道路の接続状況などといった、目に見える条件がたいせつにされがちですが、土地の地盤が十分に強いものでなければ、あとから地盤改良のために多額の投資をしなければならないことになりますので、やはりなおざりにはできないものです。河川や湖沼に近接した低地であったり、水田や谷地を埋め立てて造成された土地であったりする場合には、地盤の強度が周辺にくらべて極端に弱い場合が考えられます。そのような土地を購入して、そのまま注文住宅を新築してしまった場合、あとから土地の一部が沈んでしまって、建物が傾く原因になるかもしれません。また、大地震が発生したり、大雨が降った場合などにも、建物の崩落という最悪の事態をまねいてしまうことになるため、十分な注意が必要であるといえるのです。

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